着ぐるみの国内での輸送方法

トラック着ぐるみの運用する中で、イベント会場等への輸送方法をお考えになる機会があるかと思います。特に大きなウレタン着ぐるみの場合は、運搬手段が限られるためとても重要な検討事項になります。

大きなワゴン車を自社でお持ちであれば、着ぐるみを車に積んで移動すれば問題ありませんが、車を利用できなかったり遠方への輸送が必要だと運送業者さんに依頼する事になります。そうした時、どの運送業者さんにお願いすることが出来るのか予め想定出来ているとスムーズな運用が出来きます。

そこで、着ぐるみを運ぶことが出来る運送業者さんを着ぐるみのタイプ毎にご紹介します。

配送業者の規定変更について

2017年6月、配送業界の規定に大きな変更がありました。特に衝撃だったのは、「ヤマト便」のサイズ改定です。従来のヤマト便サービスでは、ドライバーの方が一人で持つことが出来ることを前提に、170サイズ以上、25kg以上の荷物をサイズ制限なく配送することが出来ました。しかし、昨今のネットサービスの普及による配送量の増加や、ドライバーの人員不足などの問題が深刻化した結果、「ヤマト便」サービスは2017年6月19日より「200サイズ以下、且つ30kg以下」の規格へと改定がなされました。

【追記】2021年10月、ヤマト便のサービスが廃止され、新たに宅急便に180・200サイズが新設されました。(ヤマト公式のリリース情報

また、日本通運のアロー便サービスも、最近まで大型の着ぐるみの配送が可能でしたが、オーダーメイド品などの「一点もの」の配送を受け付けないというルールへと移行しているようです。ルール自体は以前から存在していたそうなのですが、2017年4月以降、より一層厳しく監査がなされる方針に変更しているということでした。

このような配送業界の厳しい規定変更の流れを受け、着ぐるみの配送や製作サイズの前提も大きく変わろうとしています。特に、大型の着ぐるみは配送手段の選択肢が少なくなり、運用者の皆様にとって大きな問題になることは必至です。各配送業者の規定変更を日々全て追うことは難しいことですが、弊社が把握している情報を本ページに反映させています。

一体型・1.5~2.5頭身の大きなウレタン着ぐるみ

非常に大きな荷物サイズになります。一辺が80センチ以上になる場合、ドアやエレベータの幅を事前に確認する必要があります。

● ダンボールサイズの目安:3辺合計が260cmサイズ以上

西濃運輸カンガルー特急便(20kg以上、宛先が個人宅の場合はサイズ規定あり、【午前 / 午後】の到着指定可

福通スペースチャーター便(ボックスパレット(内寸102×102×175cm)以下、時間指定不可、法人のみ利用可)

フクツー引越便(2人以上で運ぶ大型の荷物の場合)

ヤマトBOXチャーター便(ボックスパレット(内寸104×104×170cm)以下)

ヤマト家財宅急便(2人以上で運ぶ大型の荷物の場合、時間指定可

赤帽(軽トラックの積載量以内、同都道府県内での当日配送可

日通アロー便(※大きめの荷物の配送が可能ですが、オーダーメイド製品の配送が出来ない可能性があります。必要に応じて各営業所までお問い合わせ下さい。)

着ぐるみを国内航空輸送する場合

ヤマト運輸(旧・ヤマトグローバルエキスプレス)※2021年3月以前からすでにご利用している必要があります。

佐川飛脚ラージサイズ航空便(260サイズ以下、50kg以下)

カンガルー航空便(【午前 / 午後】の到着指定可

運送業者さんによって、荷物のサイズ規定やサービスは様々です。特に大きな着ぐるみの場合、送料の違いだけでなく、荷受けをしてもらえるかという根本的な部分が異なってきます。輸送用のダンボールサイズを計測された上で、各運送業者さんに見積もりの依頼をしてください。

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